人気者のテクトラム
このブログでも度々登場しているテクトラム。
均等に伸びたフワフワの細い葉が幻想的で見た人を虜にしてしまうエアープランツです。
https://5orca.com/2017-03-30-000000/
テクトラム自体の生育は難しくはないのですが、
葉先を枯れさせないようにしたり、フワフワのトリコームを維持したり、花を咲かせようとすると難易度はグッと上がります!
そして、大きな欠点と言えるのが、
成長が遅く、調子が良いのか悪いのかわかり辛いといったことです。
姿形が違うテクトラム・カルレッセントフォーム
同じテクトラムに分類されていますが、姿形が異なる種が存在します。
それがテクトラム・カルレッセントフォームです。
普通のテクトラムの形といえば、1点から放射状に葉が広がって全体的に半円球のようなフォルムになります。
テクトラム・カルレッセントフォームはというと、しっかりした幹を取り囲むように葉が生えます。
葉だけを見たらテクトラムなんですが、全体のフォルムは非なる者です。
普通のテクトラムの成長記録や写真はちょくちょくあるのですよ。
カルレッセントフォームは飼育記事がなく未だ謎に包まれています。
が、最近はそういった種類を扱うのが楽しみになってきました!
テクトラム飼育のキーワード
テクトラムの育てる上でのキーワードは
他のエアープランツよりも明るい場所で飼育して、夜はたっぷり水をあげる。
テクトラムのトリコームは乾燥を防ぐ機能だけではなく強い太陽の光を防ぐためでもあるので、ある程度太陽の光が当たらないとトリコームが成長してくれません。
そして、他のエアープランツより太陽の光をたくさん浴びているぶん、水もケチらずにしっかり与えてあげる必要があります。
今回は試験的にラックの最上段の中でも日中の太陽光が直接当たる場所に
普通のテクトラム2個とテクトラム・カルレッセントフォームを置いてみました!
1週間ほど経つと普通のテクトラムは体重が軽くなり葉の先端が枯れる兆候が見られたので、ラックの下段に下げてあげました。
テクトラム・カルレッセントフォームはどうかというと特に何の変化もないのでそのまま秋晴れの中で太陽を存分に浴びさせてあげました。
さらに2週間ほど経過すると面白い変化が!
古い葉は乾燥してカールしてしまいましたが、上の方にある葉はさらに青々してきて、幹の部分は前よりも太くなってきました。
トリコームもさらに成長して、フッサフサに!
テクトラム・カルレッセントフォームにとっては最高の状態が保てているようです。
テクトラム・カルレッセントフォームは一番のお気に入りになりました。
テクトラム・カルレッセントフォームのまとめ
エアープランツと一言にいっても、自生していた国も気候も様々なので、すくすく育つ環境もかなり異なるな〜。
と考えさせられる今回の成長記録でした。
日のよく当たる南向きの屋外のベランダがある家に最も適しているのは今の所テクトラム・カルレッセントフォームではないかなと思っています。
まだまだ流通量が少ない品種ですが、今後普及した時の参考になるように観察していきます。