鮮やかな色が特徴なリオホンデンシス
全身がピンク色の植物って見た事ありますか?
花がピンク色なら桜が有名ですが、
葉までピンク色になる種は見た事ないですよね?
そんな夢のような色に染まるのがリオホンドエンシスというエアープランツです。
Bromeliads in Australia – Tillandsia riohondoensis
綺麗な淡いピンク色です!
この色に憧れてアメリカから輸入したリオホンドエンシスがこちら↓
あれ?
葉の形に共通点はあるものの、葉の色は別物のようです。
ピンクというよりは茶色とグリーンで枯葉になる手前の植物の色。
思った以上に大きく、両手を広げたくらいのボリュームがあります。
キセログラフィカと比べると、ほぼ同じ大きさ。
左がリオホンドエンシス、右がキセログラフィカです。
リオホンドエンシスの方が葉が肉厚で柔らかいです。
名前の由来は地名から
名前の由来は、自生してる地域の名前でグアテマラの「Rio Hondo(リオホンド)」にあります。
自生している場所は、急勾配の火山凝灰岩の上で、非常に暑い環境を好んでいるようです。
アメリカではたくさん栽培されていて出回っている品種なのですが、自生地のメキシコでは絶滅してしまったそうです。
カピタータピーチと同種の可能性?
カピタータピーチも花が咲く時に全身がピンク色になる事が知られていて、アメリカでも日本でも高い人気があります。
左がリオホンドエンシス、右がカピタータ・ピーチ
リオホンドエンシスの方が葉が細くて肉厚です。
色合いはカピタータ・ピーチの方が黄緑色で生命感があります。
リオホンドエンシスの葉の色は枯れる前の暗いグリーンで、
「元気ないのかな?」と心配していましたが、これが正常の色で、
カピタータ・ピーチと同じくらいの成長速度で
2ヶ月に1枚ほどのペースで新芽が出てきます。
初めはリオホンドエンシスはカピタータ・ピーチとして出回っていたそうですが、
後になってその特徴の違いからRio Hondo産のカピタータピーチと種分けされ、
今のリオホンドエンシスになったと言われいます。
リオホンドエンシスの育て方
6ヶ月ほど育てた感想として、非常に育てやすいエアープランツです。
既に大きく育っていることもあるかもしれませんが、冬場の乾燥にもよく耐えて枯れにくく新芽が大きくなったのがわかるくらいの成長速度があります。
週一回の水やりでも十分です。
花が咲かないとピンク色には染まらないので、今のところは地味な色合い。
太陽に向きやすいので、置く向きに気を配ると真っ直ぐ伸びていきます。
現地では火山凝灰岩の上の非常に暑い環境に生息していたそうなので、
春先からは直射日光に当てて成長を確かめていきます。