吊り下げて育つエアープランツ
エアープランツは土がいらないので場所を選ばずに育てることができます。
特に魅力的な育て方が吊り下げる。
根が全く生えないウスネオイデスは吊り下げて育てるエアープランツの代名詞的存在。
他にも上の写真のように吊り下げ式のエアープランツがあります。
壁に掛けただけで視界によく入り緑のある落ち着いた雰囲気を簡単に演出できるんです。
キンバリーってどんなエアープランツ?
吊り下げて育てるエアープランツはウスネオイデスだけではありません。
キンバリーというエアープランツもまた吊り下げて育てることができます。
拡大して見るとどことなくウスネオイデスに似てますよね?
実はウスネオイデスとレクルバータという品種を人工的に掛け合わせてできた品種なんです。
両方の個性がしっかり生きているんです。
全体の形はレクルバータに似ていますが、葉のトリコームと根が無いところがウスネオイデスの特徴を受け継いでいます。
キンバリーの特徴
ウスネオイデスより葉が細いためか保水力はウスネオイデスより少なく、
終日日陰になっている場所の方が良い状態を保てます。
20℃を超える季節は毎晩水を与えます。
10℃前後になる冬場は週に2回ほどの水やりで十分です。
水が少ない時は根元から枯れていきます。
キンバリーと日当たりの関係
日差しが強い場合は全体的に茶色くなったり先端部分が枯れます。
枯れ始めるとあっという間なので、育てる環境を変えた時はこまめに確認する必要があります。
日差しが強いと、葉の根元が緑色から濃い紫色に変色します。
この状態は、日差しに適応しているので、問題ありません。
が、さらに日が強くなると枯れるので注意する必要があります。
蒸れに弱い
キンバリーは成長が早いので、群生化しやすいです。
群生化するとボリュームが出て見た目が良いのですが、新たな問題が出てきます。
それは、中心部分の葉が枯れやすくなることです。
この原因は2種類あると思ってます。
- 水を与えると中心部分の葉には風の通りが悪いのでなかなか乾かず蒸れて腐ってしまう
- 日が届かないために、光合成ができない
中心が枯れる現象は10株以上束ねたときに起きやすいです。
束ねた時に中心部分の株を見ることができないと束ねすぎと思ってください。
5株前後の小規模な群生で育てる方が綺麗に育てられます。
その代わり、乾燥しやすくなるので水上げのタイミングを気にする必要があります。
気温が20℃以上になると、節々に黄色い花を咲かせます。
まとめ
ウスネオイデスを育てるよりかはワンランク上の難しさがあります。
中心部分の枯れを見逃さないことと、欠かさず水やりが出来ればすくすく育ちます。
- 日陰を好む
- 気温が20℃前後の時は1日一回の水やり
- 気温が10℃前後の時は週に2回程度の水やり
- 中心部分の株は特に枯れやすい
- 束ねる時は中心の株が見える程度に束ねる