家で料理をすると必ず出る生ゴミ
コンポスト選びで重要なのは毎日続けられるかどうかです。
今回は、幾つかのコンポストを試してみて続けることができたコンポストをご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
・コンポストを始めたい
・できるだけ楽にコンポストをやりたい
・コンポストのデメリットも知っておきたい!
もくじ
コンポストを迷う理由
なぜコンポストを使うことをためらうのか?
例えば、
不織布タイプのコンポスト
最近話題の不織布タイプのコンポストは、
通気性が良くて分解が早そうですが、
猫や狸に食いちぎられる可能性があり、
耐久性や生ゴミの種類が限定されてしまうといった課題がありそうです。
埋設型コンポスト
一般的な大型の埋設型コンポストは、
毎回開けるたびに積み上がった生ゴミが見えるし、臭いも嗅ぎたくない。
また、置き場所がどうしても庭の隅になるので、捨てに行くのがめんどくさそう….。
いろいろ調べても理想的なコンポストはありませんでした。
理想的なコンポストとは?
私が考える理想的なコンポストは次のとおり
- 家から出たすぐ近くに置ける
- 匂いが気にならない
- 汚れない
- 生ゴミの分解速度が早い
行きついた方法は、
蓋付きのバケツを使ったコンポスト
案外上手く使えていて、今現在も続けています。
バケツなんかに生ゴミを入れて臭わないの?と最初は思いましたが、結論を言うと
水分をたくさん含んだ土の香りはするけれども生ゴミ臭さはなかった
バケツコンポストの使い方
まず、用意するのは2つのバケツです。
1つ目のバケツには、1/3ほど土が入っています。
2つ目のバケツには米ぬかにカルスNCRを混ぜ込んであります。
バケツは、虫の侵入と臭いの拡散を防ぐために蓋付きが良いです。
また、温度が高い方が生ゴミの分解が早いので黒色が良いです。
生ゴミが出たら土が入った1つ目のバケツに生ゴミを投入してその上から2つ目のバケツに入っている米ぬかをスコップで振りかけます。
次に、スコップを使って生ゴミの表面に米ぬかが満遍なく着くようにかき混ぜます。
最後に土の中に軽く混ぜ込んで完了。
バケツコンポストのポイント
土から生ゴミが露出していても問題ありません。
生ゴミの表面に米ぬかがしっかりついていることが重要です。
見た目も良くなりますが、嫌なニオイをかなり減らしてくれます。
バケツの蓋を開けてから土を混ぜ込むまでの時間は1〜2分ほどです。
バケツコンポストのメリット
生ゴミを捨ててから混ぜるという一手間があるけど、このやり方を続けられている理由は
捨てに行くまでの距離を短くすることができるから気軽に捨てに行ける
外観上もバケツ2個とスコップが1つあるだけ。
玄関先に置いてあっても誰もこの中に生ゴミが入っているとは思わないでしょ!
外に出やすい場所の片隅に置いておけるので、料理の合間に
「ちょっと捨てに行く」 ってことができる。
また、季節や天候によって場所の移動が簡単なのも良いです。
バケツコンポストのデメリット
使って気づいたデメリットもありました。
コンポストが溜まったら中身を空ける堆肥置き場が必要
4人家族の我が家で使っている20Lの蓋付きバケツでは5〜7日で生ごみが充満するため、コンポストの中身を堆肥置き場に空けて、
新しい土に交換する作業が必要になる。
堆肥置き場では、コンポストの中身を空けた上に土を被せるないと生ゴミが分解されずに乾涸びてしまうため、毎回大きなスコップで土を被せるようにしています。
この作業が力作業になるし、手や靴が汚れる。
米ぬかの調達が必要
悪臭の抑制や土の水分量の調整に米ぬかの投入は絶対条件です。
米ぬかは精米所や農協などで無料で手に入れることも可能ですが住宅密集地では入手が難しい場合もあります。我が家では、20Lのバケツに米ぬかを満杯に入れて2ヶ月ほどで使い切ります。
バケツコンポストの質問
Q&A:生ゴミを入れたバケツコンポストを開けた時の臭いは?
米ぬかと水気のある土の香りが大半で、甘いような酸っぱいような発酵臭が少しある感じです。生ゴミの種類によって匂いが変わることはなく、いつも同じような香りです。
Q&A:生ゴミの水分が多い場合でも大丈夫?
我が家では、流しの受け皿に溜まった水浸しの生ゴミをそのままコンポストに投入しています。特に生ゴミの水分量が多い時は蓋の内側に結露が多くつきます。
そんな時は、米ぬかを多く入れています。米ぬかは乾燥しているので水分をしっかり吸収してくれます。
Q&A:虫は寄ってこない?
バケツの蓋を開けっぱなしにしておくと虫が寄ってきます。
Gやハエを見かけたことはありません。普段はあまり見かけない黒い蜂のような虫が寄ってくることがありました。
Q&A:生ゴミはどのくらいで分解される?
毎回捨てに行くたびに前回の生ゴミエリアも混ぜるようにしていますが、
生ゴミの90%くらいは無くなっています。
コンポストに1週間→堆肥置き場に1週間
合計2週間でほとんど分解していいます。
とにかく自分に合っている方法を見つけることが大事
今回は、我が家流の生ゴミの処理方法をご紹介しました。
コンポストを使うようになってから一番驚いたのは、
ゴミ袋に入れるゴミの量が半分に減ったことでゴミ袋のサイズを大→小にすることができました。
指定の有料ゴミ袋を使っているのでお金の節約にもなりました。